私が釜山旅行に行ったときのこと。
釜山はデジクッパという料理が名物なので食べに行きました。私がイメージするクッパと言えば、日本の焼肉屋さんで出てくる雑炊のようなもの。
でも実際注文してみると、スープ+別の器で白ご飯が出てきたんです。スープとご飯が別々に出てきたということ。
日本人はみんな私が思ってたようなイメージをもってるんじゃないかな??
ネットにのってるレシピを見てもどれも”ご飯を入れてから煮込む”過程になってるし、「本格レシピ」とか書いてあっても雑炊のようにご飯を入れて煮込むレシピになってます。
はて?注文を間違ったのかなと思ったけど、そうでもなさそう。ちなみに前別のソウルのお店でクッパを頼んだときはご飯も入った状態で出てきました。
試しにインスタでに「クッパ」を検索してみると、ご飯とスープが別々になってる写真も結構出てくるんです。

韓国の食堂では「クッパ」という名前じゃなくても、こういう風にスープとご飯がセットで別々に出てくる料理はたくさんあります。じゃあ、クッパの定義はなんなの?
まずクッパ(국밥)というのは直訳すると「スープご飯」という意味。
韓国語で意味を調べてみるとこう出てきました。
국밥(Gukbap 또는 hot soup with rice)은 한국 요리의 일종으로, 국에 밥을 넣어 말아 먹는 음식이다. 취향에 따라 밥을 곁들이거나 말아 먹는다. 국밥을 처음부터 말아서 내오지 않는 이유는 밥의 전분이 국물에 퍼지면 국물의 깔끔함이 사라지며 밥 또한 퍼질 수 있고 위생적인 측면에서 등 여러 가지 이유가 있다.
引用サイト
和訳:クッパは韓国料理の一種で、スープにご飯を入れて混ぜて食べる食べ物。好みによってご飯を添えたり混ぜて食べる。クッパは初めから混ぜて出てこない理由はご飯のデンプンがスープに広がるとスープのさっぱりさがなくなり、ご飯も広がって衛生的な側面からなどいくつかの理由がある。
別のサイトではこう出ます。
국에다 밥을 넣어 말아먹는 한국의 문화이자 요리의 통칭. 중국의 딤섬이나 일본의 라멘, 베트남의 포처럼 각 나라마다 가장 전통적인 서민 음식을 꼽았을 때 한국에는 국밥이 있다고 말할 수 있을 정도로 대중적 인지도가 높다.
引用サイト
和訳:スープにご飯を入れ混ぜて食べる韓国の文化であり料理の特徴。中国の点心や日本のラーメン・ベトナムのフォーのようにそれぞれの国ごとに一番伝統的な庶民の食べ物を挙げるとき、韓国にはクッパがあると言えるほど大衆的認知度が高い。
ふむふむ。。。。
料理名でもありスープをご飯に入れて食べる韓国の文化のことも指してるということですね。
たしかに韓国の方は白ご飯があれば何でも混ぜて食べようとするし、チゲとかスープ料理を食べるときはご飯をスープに入れて混ぜて食べる人すごく多い!(彼氏が日本に来たとき日本食さんで味噌汁にご飯をぶち込んで食べようとしてて慌てて止めた経験ありw)
日本のWikipediaを見てみても、きちんと説明あるね!
朝鮮半島のクッパはスープとおかずと飯がセットで供され、まれに最初から入っていることもあるが、飯は自分で入れる。スープは辛くないものもあり、別に供されるヤンニョム(合わせだれ)や生のトウガラシ、キムチなどを入れて好みの辛さにしながら食べる。見た目は汁かけ飯と似ているが、飯にスープをかけるのではなく、スープに飯を入れて食べる。
引用サイト
つまり、クッパと名前がついてない料理でもスープにご飯を入れて混ぜてしまえばそれは全部クッパと思っていいのかなと思います。日本でいうとねこまんまもクッパみたいなもんかな。
1つ目の説明にもあったように、むしろご飯は入れずに別々で出した方がいい理由もあるみたい。
やっぱり日本人の多くが思ってるような雑炊のイメージとは少し違うということがわかりました。
韓国の方はこういう細かいことは気にしてない人も多いので、クッパの定義は?と聞かれてもはっきり答えられない人多いかもしれません。
韓国旅行に行ってクッパを頼むときは、日本の焼肉屋さんで出てくるような雑炊的なものではなくスープとご飯が別々に出てくるかもしれないということを頭に置いておきましょう!
日本人は自分でご飯を入れて混ぜるのは抵抗ある人も多いかも?それよりは雑炊みたいにご飯も入った状態で出てくる方が好きな方も多そうですね!