私は韓国に留学する前は、韓国では犬を食べるなんて都市伝説だろうくらいに思っていました。
野蛮なイメージに仕立てあげようと勝手なことを言ってるのだろうと。。。
でも、現地に行って話を聞いてみると色んなことがわかりました。
韓国では犬を。。。
韓国にはもともと犬を食べる文化がある。でも最近はかなり減ってきていて、食べたことがない人も多い。
というのが私の結論です。
日本人と同じ感覚で犬を食べることにかなり嫌悪感を持ってる人もたくさんいます。ペットとして飼う人も多いですからね。
食べるといっても日常的に食してるような人は見たことありません、経験したことある程度。とか無理やり食べさせられたとか。
私が実際に会ったのは2人くらいです。実際に犬を食べたことあるという人は。
食堂は町中で見ることができる。
今は動物愛護団体の反対運動とかもあって食堂もほとんどなくなってるらしいですが、それでもまだありはするみたいです。
私は東大門でお店を1件見かけけたことがあります。보신탕(ボシンタン、保身湯、捕身湯)というのが、犬の肉を作った鍋料理のことです。

だいたい看板とかに書いてありますので、お店を選ぶ際は注意してみてみてください。
私が見かけたお店には大きな骨付きの犬さんであろうと思われるお肉が、お店の外に並べられていました。。これが犬?と思うくらいかなりおっきかったです。↓

夏バテ防止で食べる文化。
韓国には、「伏日(ポンナル)」という暑気払いの日が毎年3日間あります。3つ合わせて「三伏(サムボッ)」といい、日にちは毎年異なります。
日本でいう土用の丑の日のようなもので、夏バテに負けない栄養のあるものを食べます。日本ではうなぎを食べますが、韓国ではその日に 보신탕(ボシンタン) を食べる風習があるのです。
とは言っても、今の時代は食べる人はほとんどいないと思います。参鶏湯(サムゲタン)を食べる人が多いです。
犬を食べるのは悪いこと?
韓国人に会うたびに私は「犬食べたことある?」と聞いてみていました。
その時に、何人かの口から出たことですが、食べたことあるないに関わらず
「これから犬を食べたいとは思わないけど、犬を食べることと豚や牛を食べることは何も変わらないと思う」
これは私も薄々感じていたことだっただけに、とても現実をたたきつけられたような気がしました。
犬を食べるのは残酷で、牛豚を食べるのは残酷じゃないのか?と。
結局は同じ生命ですもんね。。。豚だって犬に負けないくらいの知能があって、今はペットにしてる人も多い。
日本にはそんな文化がないから、すごく非人道的なことをしてるように感じてしまうけど、同じように命をいただいてることには変わりないし、忘れちゃいけないことですよね。
逆に韓国人になじみのない食肉
韓国では一部地域を除いて馬の肉は食べないようです。
でも犬とは違ってびっくりというよりは、馴染みがないだけかも。
かなり前、東方神起が日本のバラエティで馬刺しを食べるシーンで、たしかジェジュンが馬刺しは「なんか食べられない~!」って拒否してたのが記憶に残ってます。食わず嫌いでも馬肉が嫌いって言ってた。
NAVERで検索してみると、日本旅行に来た時に食べる人も多そうでここの店がおすすめだよとか、ここで食べましたとかブログにのせてる人もいました。
馴染みがないだけで食べてみたい人も結構多いんだろうなという印象です。
ちなみに中国の方は
噂で中国では猿の脳みそを(生きたまま)食べると聞いたことがあって。。。
語学堂のときにクラスメイトの子に聞いてみたら「うん食べるよ」ときょとんとした表情で答えられました。何か変?くらいの感じでㅠㅠ
食べ物って地域によって全然違うんだなーって思いますね。
お肉をいただくこと
私は一時期命をいただくのがつらくて断肉していた時期もありました。ただやっぱり全く食べないのもなかなかむずかしし、やっぱり好きだしやめたのですが。
必要以上に食べ過ぎないようにしようと思ってはいます、つい食べ過ぎちゃうときもありますが。。。でもフォアグラだけは絶対に食べない。
人間は自分で殺すわけじゃなくて切り分けられた状態で食べるから、実感もありがたみもなく食べちゃうんだろうなって思います。自分で殺して食べろって言われたら、多くの人はできないんじゃないかな。
もしそんな状況になったら私は魚、卵くらいまでしか無理かも。
日本は食肉用の動物の飼育方法とかも遅れてて動物に苦痛やストレスが多いとも聞いたことあります。いずれ生き物は死んでしまうんだけど、生きてるうちに苦しむのはかわいそうだから日本も早く進んでほしい。
肉食動物の自然界では殺して食べるのは当たり前のことだし食べたらダメとは思いませんが、命をいただいてることを忘れないことは大事だしその認識が当たり前の世の中になればいいなあと思います。