「괜찮다」は日本人がよく知っている韓国語の一つで、「大丈夫」という意味の言葉です。
体調や精神状態などが問題ないと言う場合には同じ意味で使えるのですが、日本語の「大丈夫」とはニュアンスが若干違う場合があります。誤解が生じないためにも、韓国語勉強中の方にはぜひ知っておいて欲しいことです。
例えば日本語でこんな風に言われるとどんな風に感じますか?
ちょっとイラっとしませんか?私だったらしちゃいます!日本語で「大丈夫」というと、「最低ラインギリギリ」とか「ダメではないけど良くもない」みたいなニュアンスになるからだと思います。もしくは良くはないけど言いづらいからごまかされてるようにもとれますよね。そもそも何かを評価するときに大丈夫という言い方をすること自体まれかなとも思います。
では、これを韓国語で会話した場合どうなるか?
韓国語でこういう返事が返ってきた場合には、「割と褒められている」と受け取ってください!
Naver辞書で「괜찮다」 を調べると
「悪くないし普通以上」と出てきます。これは日本語の「大丈夫」には載ってない意味です。
細かいニュアンスになりますが、少なくとも普通以上=いい評価だということです。ただ絶賛まではいかないのかも?
日本人であれば、この「中の上」くらいの評価であれば「いいね!」とか「おいしいね!」とか表現する人が多いんじゃないでしょうか。相手に失礼にならないためにも「上」の部類にくくって表現すると思います。
もしくははっきりものをいうタイプの人は「まあまあ」と言う人もいるかもしれませんね。
そのあいまいな部分を韓国人は「ケンチャナ」という言葉で表現するのです。この言葉思ったよりもかなり使われます。
私はこの微妙なニュアンスを知らずに初めのころ妙に悲しくなったりしたものでした。たとえば、私が行ってみたいと連れていったご飯屋さんで「どう?」と聞いて「ケンチャンネ」と言われたり、「この服どう?」と聞いて 「ケンチャンネ」 と言われると、ああ微妙だったんだな…と思っていたんです。
でもそんなに落ち込むことじゃなかったんです。もちろんめちゃくちゃ褒められてるわけではないけど「割といいじゃん!」くらいのニュアンスだし、よくよく表情とか言い方をみれば「あ、結構いいんだな」と感じることができます。
例えば「あのお店どうだった?おいしかった?」とか聞いことて「ケンチャナッソ」と言われたときも「まあまあだったんだな」と解釈することができます。
もし韓国人がこの言葉を使った際は、ぜひポジティブに受け止めてみてください^^